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車両管理情報局

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手書き記録ではNG?
クラウド管理が求められる理由

2023年12月からアルコールチェックの「検知器使用」が義務化されたことで、多くの企業が運転前後の確認・記録の対応に追われています。
「紙で記録しておけば問題ない」という考えの方もまだまだ多いようですが、実は手書き管理には見逃せないリスクがあります。
この記事では、なぜ今クラウド管理が注目されているのか、手書きとクラウドの違いを整理しながら、企業が取るべき最適な管理方法を解説していきます。

手書き記録の“落とし穴”とは?

  1. 記録ミス・記入漏れのリスク
  2. 手書きはどうしても人為的ミスがつきものです。たとえば…
    ・実施時間の記録が抜けていた
    ・チェック担当者の署名が未記入
    ・結果が「有」か「無」か曖昧
  3. 改ざん・後付けが可能
  4. 手書きの最大の弱点は、恣意的な改ざんや後からの書き換えが可能であることです。
    たとえば、チェックせずに「していたことにする」などが1例でも発覚すると、チェック体制そのものの信頼性が損なわれることになります。
  5. 記録の保管場所や検索の手間
  6. 記録は1年間の保存が法律上義務づけられていますが、紙の場合、物理的スペースと管理体制が必要です。さらに、もし事故や監査があった際、過去の記録を探す作業も大きな負担になります。

なぜクラウド管理が有効なのか?

  1. 自動記録でヒューマンエラーを排除
  2. クラウド型のシステムでは、アルコール検知器と連携し、次のような情報が自動で記録されます。
    ・チェック日時
    ・担当者名
    ・結果(数値や状態)
    ・実施場所やデバイス情報(GPS付機器の場合)
  3. 改ざんができないログ管理
  4. クラウドはすべての操作がログとして記録されるため、後からの不正修正や削除ができません。これが監査や万が一の事故発生時にも“企業を守る証拠”となります。
  5. 過去記録の検索・出力も簡単
  6. 「1年前の○○さんの記録を見せてください」と言われても、クラウドなら検索ですぐ表示可能。PDF出力やCSVデータで提出できる製品もあり、法令対応にもスムーズに対応できます。

中小企業でも導入できる?

「クラウドって高いのでは?」という不安の声もありますが、最近は1台から導入できる低コストなクラウド管理サービスも登場しています。
また、アルコールチェックと車両管理を連動できるサービスもあり、車両管理システムとあわせての導入により、業務全体の効率化に活かすことも可能です。

“やっている風”な手書き処理からの脱却を

制度の主旨は「チェックをしたか」ではなく、「誰が、いつ、どこで、どのように、どの結果だったか」を証拠として残すことです。
その意味で、紙の記録では信頼性が不十分と判断される可能性が高く、クラウドによる記録の正当性・証拠能力が強く求められているのでしょう。

手書き記録では、今後の法令対応やリスク管理の面で限界があります。むしろ、クラウド管理は企業を守るための“保険”のような役割を果たします。
アルコールチェックは形式的に済ませるものではなく、企業の信頼性・社会的責任につながる行為です。アルコールチェックを手始めに、「記録のしかた」そのものを見直すことにつながれば、企業のリスク対策全体の改善にもつながるのではないでしょうか。

会社の信頼は紙では守れません

アルコールチェックの記録を「とりあえず紙で管理」で済ませていませんか? 手書き記録はミス・改ざん・検索性のすべてにおいてリスクが高く、監査や事故時に企業の信頼を失う恐れも。
クラウド管理対応のクラリオン「SAFE-DR」なら、日時・結果・担当者情報などを自動記録、情報検索にもスピーディに対応。ログ改ざんも防止し、法令対応と証拠能力をしっかり確保できます。1台から導入可能でコストも安心。全国対応の「ナビ男くん」で車両への取り付けも不安なしです。
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